・サラブレットって何?・血統って何?などなど
  <より強く、より速く走るために生まれたサラブレッド>

・サラブレッド(Thorughbred)という名前は、「徹底的に(Thorough)
 品質改良されたもの(bred)」という語源からきています。
 もともと自然界にはサレブレッドという種は存在せず、17世紀の初め頃、
 より強く、より速い馬を作り出すために、イギリスの牝馬に東洋種の牡馬を
 配合させたのが始まりと言われています。 

・オスの馬を牡馬(ぼば)といい、メスの馬を牝馬(ひんば)といいます。
 また、去勢された馬をせん馬(せんば)と言います。

・サラブレッドは1歳の6月頃(主に、夏のローカル開催から)2歳にかけて
 デビューします。最初に走る競走は「新馬戦」です。

  <競馬とはブラッドスポーツである>
・より速くより強い血統を受け継ぐために、サラブレッドは17世紀の初めから約300年もの歳月をかけて
 改良(配合)を重ねられてきました。血統とはその改良(配合)の歴史をさかのぼり、その馬の能力を知
 る重要なファクターとなります。

・サラブレッドが、両親から個性や性格を受け継ぐのは人間と同じです。サラブレッドがレースに臨むと
 き、両親の実績や血統を探ることは、その馬の適性を判断する一つの材料となります。

<全兄弟と半兄弟>
・サラブレッドは父が同じでも母が違うと兄弟とは言いません。父馬は、毎年複数頭に種付けするので、
 産駒の能力や血統的な傾向をつかむことができます。それに対し母馬は、年間に1頭の産駒しか送り
 出せません。
 つまり、父馬が同じ馬はたくさんいますが、母が同じという馬は少ないのです。母馬は生涯を通じて
 10頭ほどしか産駒を産めないので、その血統的な傾向を知るためには、その母馬の父馬の特徴をと
 らえることが目安となります。

・父馬と母馬が同じ場合、これを全兄弟(全姉妹)といい、父馬が違って、母馬が同じ場合、これを半兄
 弟(半姉妹)といいます。

<三大始祖>
・サラブレッドの血統を人間の家系図をたどるようにさかのぼると、3頭の種牡馬にたどりつきます。
 ダーレーアラビアン
 バイアリーターク
 ゴドルフィンアラビアン
 
 の3頭です。このうち、ダーレーアラビアンは、現在もっとも繁栄している父系で、世界中のほとんどの
 サラブレッドはこの系統です。

  <サラブレッドにもスプリンターやマラソン選手がいる>
ステイヤータイプ 2500メートル以上
マイラータイプ 1600メートル以下
スプリンタータイプ 1200メートル
・陸上選手に長距離選手と短距離選手がいるように、サラブレッドにも長距離が得意なステイヤータイプと短距離が得意なマイラータイプという2つのタイプがいます。ステイヤータイプは2500メートル以上の長距離に強く、マイラータイプは1600メートル以下の距離に強い。マイラータイプではさらに短い距離に強いスプリンターというタイプも存在します。またその他にも芝が強い馬とダート(砂地)が強い馬という区分けもしています。


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